人間ある程度我儘なくらいが丁度よい

疲れたね

こんにちはエトです✨
皆さんは色んな人から意見を纏めたりするときに誰かの意見を尊重しすぎて自分の意見を全て棄却したりしていませんか?
勿論相手の意見が良くてそれで自分も楽しめるなら問題ございません。
しかし、本当にその案で自分は楽しめますか?実は自分の意見でも問題なかったのでは?
そう考える人も少なからずいるかと思います。
僕は他の人が楽しければ満足できれば最悪僕がつまらなくても問題ないと思っていましたが、やはりつまらないものを過ごしても1日が長く余計に辛いものです。
今回はそんな僕と同じ遠慮しがちな方に読んでほしいと思っています!

我儘になろう!

早速ですが僕としては何よりも覚えてほしい意志がこの我儘になるです!
え?我儘になるのって子供じみていてダサくね?
我儘って自分勝手で嫌だな
そう思った方も居るかもしれません。ですが、我儘な人がいないと以下のようなことが起こり皆楽しめなくなります!

アビリーンのパラドックス(Abilene Paradox)とは

集団での意思決定が個々の本音とズレてしまうことで、誰も望まない結果にたどり着いてしまう状況を指すよ。名前の由来は、ジェリー・B・ハーヴェイが1974年に論文で紹介したエピソードから来てる。

具体的な例

ハーヴェイの話では、テキサスに住む家族が、ある暑い日に誰かが「アビリーンにドライブに行かない?」と提案した。実は誰も本当は行きたくなかったんだけど、「他の人が行きたいのかな」と思って反対せず、全員が賛成したフリをした。結果、長いドライブの後で疲れ果てて帰ってきて、みんなが「実は行きたくなかった」と打ち明けて、不満だらけの結末になったっていう。これが「アビリーンのパラドックス」の典型例。

何が起こってるの?

このパラドックスのポイントは、集団内での誤った合意形成にあります。具体的には
本音を言わない
みんなが「反対したら嫌われるかも」「空気を乱したくない」と思って、自分の気持ちを隠してしまう。
他人の気持ちを勝手に推測する
「他の人は賛成してるみたいだから、私も合わせなきゃ」と思い込む。
責任の分散
誰もが「自分が決めたわけじゃない」と感じて、不満を他人や状況のせいにしちゃう。

結果として、表面的な「全員一致」ができても、実際には誰も満足しない結末になる。
現実での例
職場とかでもよく見かけます。例えば、会議で「このプロジェクト進めようか」と誰かが言い出して、内心「無駄だろ」って思ってる人がいても、「まぁみんな賛成してるし…」と黙っちゃう。で、プロジェクトが失敗した後に「あれはやっぱりダメだったね」って全員が愚痴る。

どうすれば防げる?

アビリーンのパラドックスを避けるには
本音を言いやすい雰囲気を作る
リーダーが「反対意見も大歓迎だよ」とか言って、安心して話せる場を用意する。
個別に意見を聞く
みんなの前だと遠慮しちゃうから、一人ひとりに「どう思う?」って確認する。
目的を明確にする
「何のためにこれやるの?」をはっきりさせると、無駄な妥協が減る。

グループシンク

グループシンクは、集団の中でみんなが同じ意見に染まってしまって、批判的な考えや反対意見を出しにくくなる状況を指す言葉だ。1972年に心理学者アーヴィング・ジャニスが提唱した概念で、特に「調和」や「一致」を重視するあまり、冷静な判断ができなくなっちゃうのが特徴。簡単に言うと、「みんながそう言うなら、それでいいよね」って空気ができちゃって、結果的にまずい決断に突っ走ることがある。

具体的な例

有名な例は、1961年の「ピッグス湾事件」。アメリカのケネディ政権がキューバ侵攻を計画したとき、みんな「これでいける!」って盛り上がってた。でも、実際は準備不足や現実的なリスクを見逃してて、大失敗に終わった。後で分かったのは、会議で反対意見を言う人がほとんどいなくて、「大統領が決めたんだから大丈夫でしょ」みたいな雰囲気が支配してしまった。

何が起こってるの?

グループシンクが起きる背景には、いくつかのパターンがあります。
一致へのプレッシャー
みんなと違う意見を言うと浮いちゃうかな」って遠慮しちゃう。
リーダーの影響
リーダーが強かったり意見を押し付けると、「従った方が楽」ってなる。
外部への敵対感
「我々 vs 彼ら」みたいに外を敵視すると、内輪で団結しすぎて現実が見えなくなる。
無敵感
「俺たちなら失敗しない!」って過信しちゃう。
これが重なると、反対意見やリスクを指摘する声が消えて、集団全体が「これでOK!」って突き進む。でも後で振り返ると「なんであんな判断したんだろ…」ってなっっちゃいます。

アビリーンのパラドックスとの違い

アビリーンとグループシンク、どっちも集団の意思決定の失敗だけど、ちょっと違います。アビリーンでは「内心反対なのに合わせる」のが問題で、みんな本音では不満を持ってることが多い。一方、グループシンクは「みんなが本気で同じ意見に染まっちゃう」感じです。たとえば、アビリーンなら「誰も行きたくないドライブに渋々行く」、グループシンクなら「みんなが本気で『ドライブ最高!』って盛り上がって、後で失敗に気付く」みたいな違いがあります。

現実での例

たとえば、新しい商品開発の会議で、リーダーが「これ絶対売れる!」って言い出して、みんな「確かに!」って乗っかる。でも内心「市場調査足りなくない?」って思う人がいても、空気を壊したくないから黙っちゃう。で、商品出したけど売れなくて、「やっぱりなぁ…」ってなるパターンなんかが典型例ですね。

どうすれば防げる?

グループシンクを避けるには
反対意見を歓迎する
「誰か反対の視点持ってる?」ってリーダーが積極的に聞く。
外部の目を入れる
チーム外の人に意見を求めると、客観性が保てる。
役割を決める
「悪魔の代弁者(反対意見を言う担当)」を置いて、わざと批判させるとか。
匿名で意見集め
みんなの前だと遠慮しちゃうから、紙やオンラインで本音を集める。

面白いポイント

グループシンクって、実は「仲が良いチーム」や「結束力が高い集団」で起きやすい。仲良すぎて「一致すること」が目的になっちゃうと、冷静な判断が後回しになる。逆に、ちょっと意見がぶつかるくらいのチームの方が、現実的な結論にたどり着きやすいこともある。

人間少し我儘なくらいが丁度よい!

上の二つの現象を見ていると案外皆に合わせるということをしても皆が皆気を使って無難なモノを選んでしまうから、不満はないけど満足もないという凄く微妙な結果になってしまいますね💦
そうならないためにも誰かがビシッと意見を言うのも大切ですね!
自分の意見を押し通すという我儘をもって自分の意見をしっかりと伝えれば少なくとも言いたいことを言ったと自分に納得できるかと思いますので、今まで遠慮していた人はぜひ少し我儘になってほしいです!

大事なのは自分の意見を持っていること

我儘=自分勝手と思っている方も多いと思います。
その考え方は正解ではあるんですが、それはあくまで我儘の種類の1つがそれに該当するだけにすぎません。
では我儘と言うものがどいういう物なのかと言いますと自分の意見を持っているということだと僕は思います!
だって我儘を言える何か考えを持っていないと我儘という物は生まれず、他人に流される人になってしまうからです。
勿論行き過ぎた我儘は自分勝手で傲慢なモノになりますが、自分の意見を持ちそれを人に伝えるということをするくらいなら誰も怒ったりはしないだろうし、むしろそういう人が多くないと議論は産まれません。
遠慮なんてせず、自分の意見をもてる人になろう!

意見のぶつかり合いがより良い方向に進む道

もちろん我儘と言うものを勘違いするのはダメです!
まあでも本来の我儘と言うのはなんでも自分の思い通りにならないと嫌だ!と言うものですけどねw
でもそれは相手のことを考えていますか自分の我儘に他の人を付き合わせる形になって、他の人は楽しめますか?
何でもかんでも我儘になることは構いませんが、自分の意見で行くということは他の人の意見を却下して進行していることを理解できないといけません。それが出来ないなら我儘で自分勝手な子供と一緒でハッキリ言って遊び相手にしていたら段々と楽しくなくなってきます。

我儘になっても良いがしっかりと相手の意見も聞く

これが大切なのです。友達と遊ぶときはあなた1人ですか?違いますよね?相手にだってみんなで楽しめるプランと言うものが必ずあります。
なので自分の意見をしっかりと言いつつ、しっかりと相手の意見も聞き、全員がより楽しめる丁度良い落としどころを探っていけるようになりましょう!

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